大慈悲心

平成31年4月18日 木曜日

ひたちなか市から、大内勝美様が当山へご参詣くださいました。

大内様は、ご自身で描かれた仏画、「天平の威光(聖観音像)」を、
昨年、11月10日、親鸞聖人ご命日ご法要に、ご奉納くださりました。
このたび、二枚目の仏画「阿難像(菩薩像)」ー敦煌の莫高窟45窟-もご奉納くださりました。

大内様の大切な娘さんが35歳でお亡くなりになられて、
深い悲しみに沈んでいらっしゃいました。

ある時、一体の仏像と出遭われました。それは、弥勒菩薩像の写真でありました。
その感動は、衝撃的で胸を打たれました。その感動を絵に描くうちに心が癒され、
夜中になっても絵筆は止まりませんでした。
何カ月もかかって、出来あがった弥勒菩薩像。
描きあげられた、その時には娘さんに対する哀しみが薄れてゆきました。
そして心穏やかな気持ちになられました。

「今思うと、娘が私に、その絵をかかせてくれたのだと思っております」と、
大内様は、静かにおっしゃられました。

その後も、仏画はもちろん、人物、風景画など、たくさんの作品を描かれて、
東京の美術展にも入選されております。

私共のお寺でも、尊いご縁をいただきまして、
仏画をお迎えさせていただくこととなりました。

御参詣のおりには、どうぞ、ごゆっくりとご鑑賞ください。

(※仏画の公開につきまして、大内様よりご許可を頂いております。)

 

 

 

 

 

 

 

莫高窟 第45窟  「菩薩像」

唐代の仏教では、浄土変が最も流行し、深く人々の心をとらえた莫高窟も、

唐代には、全体の約半数近くを占める二百余窟がつくられて、その壁面には経変が盛んに描かれた。

それ以前の仏伝、本生は姿を消し、浄土教信仰の経変が主な題材になっている。

その大部分は、西方浄土変、法華変、弥勒浄土変であり、維摩変、法華変、報恩変、華厳変、

ロードラークシャー、門聖変等がある。

※本生(読み ほんしょう)・・・釈迦、菩薩の前生における修行や物語の絵画化
※経変(読み けいへん)・・・大乗経典に基づいて絵画化された変のことを、
特に経変ともいう。広く仏教説話図にあたる。

 

 

「天平の威光(聖観音像)」